大仏とサバの話

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今週のお題「#平成最後の夏」


『平成最後の夏』というと何か特別な感じがするかもしれない。

だが実際はそんなことはない。


もっと言えば今年の夏はとりわけ暑かった記憶しかない。

仕事柄長袖を着てるので今年の暑さは本当に身体に堪えた。もうアクエリアスは鞄に2本は常備しておかないとやってられない状態だった。余談だが、アクエリアスを飲みすぎたせいか、小便の臭いがどことなくアクエリアスっぽかった。


話は変わるが、今年の夏は毎日遊んだ。6日間という蝉の寿命よりも1日短い期間を遊び尽くした。

友達と鎌倉で大仏の後姿を見て、思ったよりも猫背だと知ったことはどうでもいいが個人的には大きな発見だった。

同時に大仏の後姿は哀愁漂う背中だった。

きっと大仏を作った名もなき職人達の哀愁が形となって残ったのではないかと思う。



別の日は、大洗の港で釣りをした。

大洗の海は汚い。だが、その理由は人々の心の汚れを常日頃洗っているからだと勝手に解釈してる。そんな心の洗濯機こと、大洗の海で釣れた魚はサバだった。

何かとストレスの多い人間関係もサバのようにサバサバしたものだったらどんなに良いものだろうか。ギスギスドロドロした人間関係をサバサバしたものにしなさいと大洗の海に言われたような気がした。

大洗の海はやはり心の洗濯機だと再度私は思った。

ちなみに釣ったサバは唐揚げにして食べた。

そして釣りにハマった(笑)


また別の日は大学時代の友達と飯を食べた。

みんな職種は違うが色々大変だと話を聞いて思った。2年前まではアルバイトの出勤日数の多さや勤務時間の長さで社畜を競っていたのに、今はもう私を含めみんな立派な社畜になったんだと改めて気付かされた。学生時代の社畜はしょせんアマチュアだったのかも知れない。


そんなこんなで平成最後の夏は終わり、私は再び社畜としての日常を過ごしている。

後年、平成最後の夏を振り返った時に私は何を思うかはわからない。けれども大洗の海と大仏の後姿のことだけは忘れない気がする。


ということで今日はこの辺で!